毒舌最強少女の日常




「おい総司!邪魔すんぞ。」


そう言うやいなや了承も得ずに入る土方。

それに続く瑠偉。




「えー、勝手に入らないでくださいよー。土方さ……ん?」


「なんだ。」


「え?その子供は?まさか瑠偉さん、もう産んだんですか?え?隠し子?」



妄想が暴走していく沖田。



「その瑠偉は、コイツだ。」


「……はい?」


「だから、コイツが瑠偉なんだよ。」



瑠偉をぐいっと沖田の目の前に突き出す。


沖田は目を見開き、瑠偉を凝視。




『トシ君…。』


「あ?」


『この人、怖い…。』


「…何でだよ。」


『なんか……黒い気がする。』


「……。」




こんな頃から、鋭いのか、と感心する反面、子供なのに子供っぽくないと思った土方だった。




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