毒舌最強少女の日常



「どうしたんですか?これ…」


瑠偉が呟くと


「今日はお前の誕生日だろが。」


土方が答えた。

誕生日…。これはお祝いだろうか、そしてみんなの不審な行動はこのためだったのかと、瑠偉は考える。


「え、なにそれ!主役に内緒にするのは分かるけど、なんで俺まで!?」


原田が叫ぶと、沖田が言った。


「原田さんは、言っちゃいそうじゃないですか。バカだから。」


「……。」


そんな原田はほっといて、土方は瑠偉に何かを渡す。


「ほらよ、ちょっとした祝いの品だ。」


「包装がグシャグシャなったのは、あの時か。」


「あぁ、あの時だ。」


瑠偉は素直に受け取り


「…ありがとう。」


お礼を言った。




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