毒舌最強少女の日常



「つーか、どうすんだよ」

「知らん。どうせ1日で元に戻るだろう。そういうもんだよ、王道だ王道」

「王道ってなんだよ。あれだ、厠とか風呂とかどうすんだよって言ってんだよ」


そこまで言われて、私はピタリと動きを止めた。

……厠とか風呂とか?

トシの体のままで?

しかもトシは私の体のままで?


……。


「無理だ嫌だ、何が悲しくてそんな拷問じみたことをしなければいけないんだ」


羞恥で死ぬわボケ。


「ほぅ?なんだ瑠偉、恥ずかしいのか?」


ニヤリと笑って、トシが言う。


「私の顔でそんな変態みたいな表情をするな変態スケベムッツリ。気持ち悪いな本当に、一回くらい死ねよ」

「一回くらいってなんだ!?俺は生き返れねぇよ!」



ああぁ、本当に嫌だ。



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