毒舌最強少女の日常
いまだにギャーギャーと騒いでるトシは放置しておいて
極力、部屋から出ないようにしていようと決心した。
トシは顔が広い。
それこそ新撰組内でも外でも。
つまり
私が出たらバレる可能性が高い。
バレたらどうしよう?
まぁバレるとしても、男だろうし
「………潰すか」
「何を!?」
なぜかトシがビビっていた。
……なんか普通の女に見える。
まぁ、私の体だし
女だけど。
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「しかし、不思議なもんだな。入れ替わるなんざ」
「……早く戻れよマジで。このままトシの姿で厠とか風呂とか済ますことになったら鬱になって死ぬ」
「………そんなに嫌か」
まあ俺も嫌なことがあるけどな。というトシに
(トシが嫌に思うことってあったか?)
と疑問に思った。
「トシは何が嫌なんだ?」
「あ?」
分かんねーのかよ、とでも言いたそうなトシ。
分かんねーよ。