毒舌最強少女の日常



「そういやさー、瑠偉と土方さんって夜の情事ってしてるのか?愛の営みだゴフゥッ!待って待って土方さん痛い痛いゴメンナサイ!」


と馬鹿(原田)が土方に言ったのが今回の事のはじまり。


*********


なぜか寝ている私に跨っているこの男。


「ひ、…じかた?」

「あー?」

「何してる…」

「脱がせてる」

「何やってるんだ馬鹿じゃないのか死ね屑塵芥変態」


何なんだ何なんだ何なんだ。

さっぱり分からん。


困惑している私をよそに、土方は私の両手首を帯で縛る。死ね。


「考えてみりゃあ、俺とお前。まだシたことねぇよな」

「……あぁ」

「恋仲になって、かなり経つよな」

「………あぁ」


私は頷く。
確かに、そういう雰囲気になったことは何度かあったが…
私が逃げたし。


「もう、いいだろ」

「よくねぇよ馬鹿死ね」

「俺はお前が欲しい」

「はぁ!?ちょ、待――っんぐ」


切れ長の
少しつり目な土方の端正な顔が近づきすぎて焦点がずれた。

と思ったら


「んぐっ、…うっ」


荒々しい口付け。
もう意味分からん。死ね変態。



< 172 / 202 >

この作品をシェア

pagetop