毒舌最強少女の日常
――――とある日の、昼過ぎ。
「るーいー。」
天井の板が一枚だけ動き、そこから顔を出したのは
『山崎……。何してるんですか。』
新撰組の、監察方――――山崎だった。
「いや、な。島原の店に、怪しい浪士が通い詰めとるらしいねん。」
『へぇ…、で?』
「その店で潜入捜査をすることになったんやけど……瑠偉にも」
『嫌です絶対嫌です、山崎が土下座して懇願しようが私はそれを笑って見ているだけで承諾なんかしません。』
山崎の言葉に間髪入れず……というか、遮ってでも断固拒否の姿勢を見せる瑠偉。
「笑って見るんかい!外道やな!てか女装するだけや!」
『その女装が嫌なんです。山崎と違って女装することに喜んだりなんかしませんから安心して下さい。』
「わいかて喜ばんわ!」
盛大な誤解をされた久々登場の山崎。