毒舌最強少女の日常
やはり逃げたら追いかけられるのは定石なわけで。
「おい瑠偉!逃げんじゃねー!」
『じゃあ追いかけるな止まれ一生動くな。つーかなんでそんな速いんだよ死ねよクソ野郎。』
「逃げながら毒を吐くな!」
追いかけっこ(?)しながら怒鳴りあう二人。
廊下を歩いていた隊士たちは、二人を見るとすぐさま道を開けた。
退かなかったら殺される。という無条件反射だろう。
しかし
「うおぅっ!」
『悪いですね近藤さん!ちょっと通ります!』
「あ、あぁ。」
瑠偉は使えるものは有効活用。がモットーなので、局長である近藤の部屋に逃げ込み、反対の襖からまた逃げた。