毒舌最強少女の日常



やはり逃げたら追いかけられるのは定石なわけで。



「おい瑠偉!逃げんじゃねー!」


『じゃあ追いかけるな止まれ一生動くな。つーかなんでそんな速いんだよ死ねよクソ野郎。』


「逃げながら毒を吐くな!」




追いかけっこ(?)しながら怒鳴りあう二人。

廊下を歩いていた隊士たちは、二人を見るとすぐさま道を開けた。


退かなかったら殺される。という無条件反射だろう。



しかし


「うおぅっ!」

『悪いですね近藤さん!ちょっと通ります!』

「あ、あぁ。」



瑠偉は使えるものは有効活用。がモットーなので、局長である近藤の部屋に逃げ込み、反対の襖からまた逃げた。






< 5 / 202 >

この作品をシェア

pagetop