毒舌最強少女の日常




山崎はにっこりと笑い


「あぁ、指名やで?例の浪士たちから。よかったなー。」


と、言った。

瑠偉はホッとした表情になる。


もう少しで、仕事が終わる、つまり―――女装をしなくてよくなる。




『そうですか。……気合い入れましょうかねー。』


しかし


「でもその後に副長から指名入っとるで。」


『………は!?』



瑠偉は柄にもなく取り乱す。

なぜ、トシがくる?



そんな瑠偉の心を読んだかのように



「瑠偉が女の格好をしてる姿を一目でええから見たいんやて。愛されとるなぁ。」


と、にやけた顔をしていた。






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