毒舌最強少女の日常
『だいたい、そんなに私に名前で呼んで欲しいのか?女々しいな……。普通、逆だろ。なのに追いかけ回しやがって。キモイウザイ迷惑。』
「毒舌長いなオイっ!」
土方の言葉に私は笑う。
毒舌だって個性だ。
私の性格だ。
変わることはない……と思う。
『毒舌で良いじゃん。だいたいトシも怒鳴ることしか能がないくせに。』
「怒鳴らせてんのは誰だ……って、は?今、なんて言った?」
『う……。トシのくせに……って言ったんだよバカやろう!』
土方―――いや、トシが固まっている隙に、私はまた逃げた。
あー!もう!
こっぱずかしいな!
もう本人の前で呼ばねーぜってー呼ばねー!
顔を真っ赤に染めながら心に誓った瑠偉でした。
*end*