毒舌最強少女の日常




中庭に来てみると、瑠偉の姿をした沖田がいた。



「あっ!!る、瑠偉さんですよね!」


『沖田さん…ですよね?自分の姿を肉眼でみるのは初体験です。』


「なんでそんな冷静なんですか?」


『現実逃避です。そのくらいさせろよ。』




とにかく、
二人ともパニックらしい。

自分の目の前に、自分の姿をした人がいる。




「あ!聞いてくださいよ!私、土方さんの部屋で寝てたんですよ!寒気がします鳥肌たちます吐き気がします!」


『それはいつも土方の部屋で寝ている私への嫌みですか。』



きっと目が覚めて、土方の部屋だと理解した瞬間に逃げてきたのだろう。





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