First crush
「・・・えぇ!?」
これまたびっくり!
みんなやばい早い!
あたしがポカンと口を開けてたら先輩がこっちに来た。
「さえが遅いだけ」
先輩は「ガンバレ!」って言ってあたしの頭を撫でた。
よし!頑張ろう!
あたしのやる気メーター100!
いざ出陣!
あたしは猛スピードで頑張ったらやっとのこと追いついた。
でも先輩は何倍もの速さでメニューをしてる。
あたしも頑張ったけど時間が時間だから買い出しに行った。
「今日は迷子にならないぞ」
今度こそは大丈夫!
あたしがスーパーで野菜を選んでたら声を掛けられた。
「もしもし~?そこの奥さん中々マジマジと選ぶのね~」
急に声を掛けられてびっくりした。
あたしは「えっ!?」と声を出してしまってその人の方を見た。
「千可!?」
なんと・・・あたしに声を掛けたのは千可だった。
「なんでここにいるの!?」
「ふふ~びっくりした~?千可はたまたまこのスーパーに用があって来たんだけど・・・まさかさえが居るなんて!?」
「いやいや、こっちの方がびっくり!」
千可・・相変わらず元気だな。
いつも千可の笑顔に何回助けられたことだろう。
「それより~!!」
「ん?」
「先輩とはどうなの!?」
「先輩・・・?」
「智先輩だよぉー!翔子から聞いたよー」
「先輩は好きだよぉ(照)」
「そっかぁ~頑張ってねー!」
「うん」
千可はあたしに手を振ってどこに行った。
「千可はいいなぁー・・・」
なーんて。
独り言みたいだよね。
あたしはささっと選んでレジに並んだ。
けっこう列が長くて少しイライラした。
はやくしてよー。
いっこうにずれなくてイライラしてたら男の定員の人が「そちらのお客様からこちらへ」という合図が合ったから移動した。
「大変お待たせしました」
男の人は手際よく次々カゴに商品を入れていく。
よーく見ると・・・智先輩に似てる気がする・・。
あたしがマジマジ見てたからか定員の人はあたしを見て、
「どうなさいましたか?」
と聞いてくる。
「あ!わわわ!す、すみませんー」
「い、いえっ」
今絶対変な子だって思われた!
はぁー・・。
あたしはそぉ~っとお金をだした。


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