First crush
「じゃぁ・・・今日は中学の復習だ!」
先生がプリントを配る。
なぁーんだ。プリントかぁ。
まぁ楽だからいいけど。
・・・以外と解けてる。
もう忘れたかと思った。
受かったってわかったら嬉しすぎて遊びまくったからなぁー。
あたしがスラスラ書いてたら近くに人の気配を感じた。
ハッと上を向くと先生があたしの目の前に立ってた。
「本間・・・エライな」
「・・・はい?」
「本間だけだぞ。ちゃんとプリントしてるのは」
「え・・」
あたしは周りを見た。
本当だ。
みーんな・・・驚くほどしてない。
栞はなんか読んでるし・・・さゆりは寝てるし!
「本間・・・関心するよ」
「あ、どうも・・・」
先生可哀そうー。
みんなプリントやってやれよぉー。
あたしはプリントが終わって暇だから先生の手伝いをした。
「助かるよ」
「暇なので」
「今日学級委員決めようかな」
「いいですねー」
「よし!」
先生は立ち上がって教卓の前に立った。
「えープリントやめ!今から係決めるぞー」
みんなはプリントやめ!で反応して前を向き始めた。
「まずは・・・学級委員立候補はいないか?」
『・・・・・』
なに・・このきまずい感じ。
それに―・・・みんながこっちを見てる。
少し沈黙が続いたら栞が立ち上がって「さえさん推薦しまーす」って言い出した。
「は!?」
「いいねぇーさえ向いてるよ」
さゆりまで!
「じゃあ本間頼んだぞ」
えーーーーー!
学級委員なんて・・・まとめられないよ。
「じゃあ・・・副を決めよう!」
先生が「次!」って言ったとき思いついた。
「先生、栞さんとさゆりさんを推薦します」
よくも推薦してくれたなー。
お返しだ!
「副ならいいよ。することないし~ねっ?」
「うん。いいよー」
んな!
これじゃあ意味ないじゃーん!
「じゃあ決定!あとは適当に決めておけ!」
先生は司会をあたしに任せどこかに行った。


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