sweetish
第一章

●逃走、救出劇


「はぁっはぁっはぁっ」



私、鈴原美亜

今走ってます‥‥



「もっ‥‥くるしっ‥‥」



普段体育の時間さえ真面目に
走ったことのない


自他共に認める運動音痴の私が

なぜこんなに走っているのかというと、



理由をさかのぼれば
1時間ほど前。
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