姫様のわがまま*高貴な姫のペット*


「それ以外の願いなら、何でも聞いてあげましょう。」

「だって。
何にも私には要らない。
友達が欲しい。
ヴィッキーとシュリは確かに友達だけども、友達な感じがしないわ。
お姉ちゃんみたい。」


と言って少し考え込んだ。


「ねぇ、じゃあ。」


「なんでしょうか?」


「ペットが欲しい。」


「今回は何になさいますか。」


うちにはもう、沢山のペットがいるけれど。
これだけは居ない。


「人間。
人間のペット。奴隷なんかじゃない、私が癒されるような可愛いペット。」


「姫様の期待を裏切らぬように、最高級のペットをご用意いたします。」


シュリが下がった。





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