NAO
「奈緒は?どこが良い?」

「...んー、ここは?」




日向と日影の境目の所を指した。


そうすれば、日向に怜が座って、日影に飛鳥が座れる。




「なんか奈緒らしい。」

「確かに。」 




そう言って2人は笑いながらあたしの指した場所へ向かった。



お弁当を広げて食べていると、立たちが走って中庭に出てきた。


―立がいるってことは...


直もいるのかと思ったけど、直は一緒じゃなかった。


ほっとしたような、残念な様な気持ち。
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