NAO
直は珍しく真面目に授業を受けていた。


ノートに黒板に書いてある公式を写している。



チャイムが鳴った時、あたしは解放された...
と思った。




「奈緒ー。行こ!」

「うーん。」




廊下を歩いて教室に戻る。


これで今日の授業は終わり。


HRの後、あたしはしばらく飛鳥と喋っていた。


怜は部活だから、グローブを持って教室を走って出て行った。





「...なんか、平内くんこっち見てない?」
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