NAO
タオルで頭を拭いて、順番でシャワーを浴びた。


まず最初に飛鳥が入った。


制服を乾かす間、あたしの服を貸した。




「奈緒ってこんな服着るんだ!」

「...まあね。」




あたしがシャワーを浴びて部屋に戻って来た時も、飛鳥はあたしの部屋の物を見ていた。




「なんか、可愛い。
奈緒の家いいなぁ。」

「そうかな?
無駄に物があるっていうか...
全然こんなの使ってないし。」





小さい頃友達からもらった宝箱の形をした小物入れを手に取った。
< 119 / 178 >

この作品をシェア

pagetop