NAO
入ったはいいけど、どうすればいいんだ?


病室まで書いてあるけど...
奈緒の父親は加地の知り合いなんだろうか?


それなら病気の具合とか、聞いときゃ良かった、と今さら後悔。


今日は良い事ねぇな。


後悔ばっかりしてる。


取り敢えず行くっきゃねぇか。


奈緒の顔が浮かんで、そう思った。


奈緒はいつでも俺を前向きにさせてくれる...
そんな気がした。


何でだろうな?


でも奈緒なら俺のこと、分かってくれてる気がした。





「...失礼します―」
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