NAO
俺は周りに“俺”を見て欲しかった。


顔じゃない。
体じゃない。
能力じゃない。


その奥にある物。


それを見て欲しかったー



どういう経緯か、女の方から家にこない?と言われた。


まじ?
誘ってんの?


俺、やりたいようにやっちゃうけど?


手を繋いで道を歩いた。


躊躇いはない。




「お邪魔します...」

「いや!親いないし!」
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