NAO
ありがとう
あたしと飛鳥は駅前のデパートに足を運んでいた。


2人の好きなアーティストのCDが、発売されたからだ。




「よっしゃあ!予約した甲斐あった!」

「...良かったね!」




2人で手を取り合って喜んだ。


今日をずっと待っていたから。


CDを受け取った足のまま、建物の中を歩き回る。




「ねぇ、喉渇かない?」

「なんか飲む?」

「うん。じゃああそこ入ろ。」




飛鳥がすぐ近くにあるファストフードのお店を指さす。
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