NAO
中学生の頃、
自分はこの先も暗くて寂しい人生を歩んでいくのだろう、と思っていた。
今となったら、笑い話だ。
だって今、俺はこんなに幸せなんだ。
中学生の俺には想像できないくらい。
高校で、奈緒に出逢えてよかった。
「奈緒?」
「...なに?」
「ありがとな。」
奈緒はふふっと笑って、いきなりどうしたの、と言った。
「何でもねーよ。」
奈緒はそんな俺を見てまた笑う。
自分はこの先も暗くて寂しい人生を歩んでいくのだろう、と思っていた。
今となったら、笑い話だ。
だって今、俺はこんなに幸せなんだ。
中学生の俺には想像できないくらい。
高校で、奈緒に出逢えてよかった。
「奈緒?」
「...なに?」
「ありがとな。」
奈緒はふふっと笑って、いきなりどうしたの、と言った。
「何でもねーよ。」
奈緒はそんな俺を見てまた笑う。