NAO
チャイムが鳴って、びっくりして起き上がる。


足を机にぶつけた。


地味に痛い...


そう思って足を抑えていると、横からすっと紙が視界に入りこんで来た。





「これ。
飛鳥ちゃんとなーのメアド。
連絡したい時にできるように、ってさ。」

「はぁ」

「...ま、良かったじゃん?」





何が、と聞き返そうとしたところで、先生が入って来て声をかけた。


...うん、立の言うとおり、良かったのかもしれない。


奈緒のアドレスも聞けたこと。
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