NAO
忘れられた、と言った方が合ってるかも。


毎日の寂しさを、
誰かに気付いてもらいたかった。


だけどそんな自己主張、できなかった。


...怖かったんだ。


誰かに気付いてもらって、幸せを得た先。


その先には何があるのか―




自然とあたしは寂しさから解放されていた。


もう寂しくない。


世界がどうでもいいなんて、思わない。


あたしはあの人だけ。


それなのに...
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