NAO
俺は携帯を握ったまま眠りについていた。

+*+

起きた時には、もう朝になっていた。


たった1人で住んでいるから、誰も起こしてくれたりはしない。


もう8時をとっくに回っていた。
...ほとんど9時だ。


あぁ、もう休んでしまおうか、と思った。


だけどそんなわけにはいかない。


今日俺は、奈緒に話そうと思う。


今付き合っている女に話してから。



急いで着替えて走った。


こう言う時に限ってバスは来ないのに、今日はすぐに来た。


大丈夫、今日の俺はついてる。
< 81 / 178 >

この作品をシェア

pagetop