NAO
『大丈夫よ。まじめに学校通ってるのね。』

「まあね。」




通ってる事は通ってるよ。


授業には出てないけど。


ふふ、と笑い声がした。





「何?」

『なんでもないわ。』

「...じゃあ、切るよ。」

『えぇ。また電話してね。』

「いや、メールにしとく。じゃ。」





そう言って電話を切った。


携帯に一通メールが来ていた。
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