空の下


「あぁのさ~人の女口説くのやめてもらえないかな?」


優?
なんで?


「わり…」

そう言って祐二は

自分の席に

戻っていった



「なんで優がここにいんの?」


「ん~あゆちゃんが『祐二のために愛羅ちゃんと別れて!!』って言ってきたから何事だろうと思って」


あゆちゃん…


もう祐二のこと


諦めついてんだ


だからこそ

祐二に幸せになってほしいんだよね…



「…愛羅?」





「あんさ…いったん別れない?きっと優のところに戻ってくるから」


これがアタシの答え


頭の中を整理したい



「絶対!!戻ってこいよ☆」


「ははっ☆まだわかんねぇし」

必死で笑ってみた


「ばぁか」


そう言いのこして


優は自分の教室に


戻っていった

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