【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
あおちゃんは、動き自体は私より素早くないけれど、見かけによらず怪力なのも手伝って、攻撃が重たい。
「…………っ!」
顔に飛んできた突きを避けたら、肌にビリビリと風が伝った。
早く仕留めなきゃ。弱点を見極めろ。どこだ、どこだ……!
蹴りを避けられて、すぐに体勢を整えながら考えていると、突如として、『ビーッ』とバスケの試合終了のように、道場にはブザーが鳴り響いた。
「残念だが、午後からはトレーニングだから、これまでだ」
皆川会長の言葉に、私達の体は仕方なく止まる。
「そのうちまたやり合おうね!」
あおちゃん、それは笑顔で言う言葉じゃないと思うぞ。やり合うの『やり』の漢字はなんなのかな?ん?
「…………っ!」
顔に飛んできた突きを避けたら、肌にビリビリと風が伝った。
早く仕留めなきゃ。弱点を見極めろ。どこだ、どこだ……!
蹴りを避けられて、すぐに体勢を整えながら考えていると、突如として、『ビーッ』とバスケの試合終了のように、道場にはブザーが鳴り響いた。
「残念だが、午後からはトレーニングだから、これまでだ」
皆川会長の言葉に、私達の体は仕方なく止まる。
「そのうちまたやり合おうね!」
あおちゃん、それは笑顔で言う言葉じゃないと思うぞ。やり合うの『やり』の漢字はなんなのかな?ん?