【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
「あれ……ひーちゃん!?おーい、石葉陽菜子ったら!聞こえてるんでしょー!」
遠巻きから眺められてイライラした私に、突然声がかかる。
私にはヤンキーの知り合いなんかいないぞ。ウザったいし。なんで私の名前知ってるんだ。
なんて思いながら振り返ると、そこにはここの無駄にオシャレな制服を着た、黒髪に襟足がショッキングピンクのグラデの長身男が立っていた。
んん……?この顔、どこかで見たことあるぞ。どこだっけ?
「うわー、昔と変わらず、惨いくらい可愛い顔。あはは。黙ってれば美少女は変わんないね。でも、あれ、身長縮んだ?」
惨いくらい可愛い……そう、確かに私は人生で一度、同じことを言われたことがある。
遠巻きから眺められてイライラした私に、突然声がかかる。
私にはヤンキーの知り合いなんかいないぞ。ウザったいし。なんで私の名前知ってるんだ。
なんて思いながら振り返ると、そこにはここの無駄にオシャレな制服を着た、黒髪に襟足がショッキングピンクのグラデの長身男が立っていた。
んん……?この顔、どこかで見たことあるぞ。どこだっけ?
「うわー、昔と変わらず、惨いくらい可愛い顔。あはは。黙ってれば美少女は変わんないね。でも、あれ、身長縮んだ?」
惨いくらい可愛い……そう、確かに私は人生で一度、同じことを言われたことがある。