【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
一人緊張してるのか、今日の春風はだんまりとしている。チンカス相手に何を緊張してんだ、うちの幼なじみは。
「春風負けたら絞首刑だからな」
「酷くね?嫌だよ。俺、まだまだ生きたいよう……えーん」
そんな春風の緊張を解すために冗談を抜かしてやる。優しくね?今日の私めっちゃ優しくね?
「ほれ、春風行ってこい!お前はやれば出来る子だ、しっかりな!」
「はいっ!」
アッキー先輩に背中を叩かれた春風は、ピンクのメッシュを揺らしてグラウンドの真ん中に走っていく。
しかし、この間の練習試合の動きからして、負ける心配はないだろうな。見せてやんな。お前の頑張りの成果を、生徒会の連中にも、このチンカス共にも。
「春風負けたら絞首刑だからな」
「酷くね?嫌だよ。俺、まだまだ生きたいよう……えーん」
そんな春風の緊張を解すために冗談を抜かしてやる。優しくね?今日の私めっちゃ優しくね?
「ほれ、春風行ってこい!お前はやれば出来る子だ、しっかりな!」
「はいっ!」
アッキー先輩に背中を叩かれた春風は、ピンクのメッシュを揺らしてグラウンドの真ん中に走っていく。
しかし、この間の練習試合の動きからして、負ける心配はないだろうな。見せてやんな。お前の頑張りの成果を、生徒会の連中にも、このチンカス共にも。