【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
「あ、れ?……俺、勝った感じ?」
その無意識の動きに自分ですら驚いているらしい春風。肘打ちした体勢のまま固まって、キョロキョロと辺りを見回してる。
体格や、今までの生徒会での守られ弄られキャラだったはずの春風のその動きに、ギャラリー達もざわつく。
「はるるんウェイウェーイ!」
倒れたゴリさん(仮)を踏ん付けて春風に駆け寄るあおちゃん。
「む……酷い。絶対わざとだ。出たよ、あおちゃんの無邪気なサディスティック」
「お前、ホント良い表現するよな、たまに」
私はその姿に苦笑い。アッキー先輩はやれやれという感じで肩を竦め、皆川会長にいたっては興味すらないらしく、砂埃で汚れた眼鏡を磨いていた。
その無意識の動きに自分ですら驚いているらしい春風。肘打ちした体勢のまま固まって、キョロキョロと辺りを見回してる。
体格や、今までの生徒会での守られ弄られキャラだったはずの春風のその動きに、ギャラリー達もざわつく。
「はるるんウェイウェーイ!」
倒れたゴリさん(仮)を踏ん付けて春風に駆け寄るあおちゃん。
「む……酷い。絶対わざとだ。出たよ、あおちゃんの無邪気なサディスティック」
「お前、ホント良い表現するよな、たまに」
私はその姿に苦笑い。アッキー先輩はやれやれという感じで肩を竦め、皆川会長にいたっては興味すらないらしく、砂埃で汚れた眼鏡を磨いていた。