【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下

「ちっ！ザコが。早く立ち上がれよイライラするな。モタモタすんなやチンカス！」


私はそのギャラリーに見せ付けるように言い放つと、まだ立ち上がってる途中の相手を蹴り倒す。


「ひよこ、お前ドッサドだな。爆笑」


「テメェに言われたかねぇよ皆川会長めが！私のなんか可愛すぎて愛でたいレベルのやつだからな！」


楽しそうに遠くから声を張り上げた会長に、私はもう一度改めて舌打ちをする。



「オラ、さっさと立てや弱虫。お前がかけて良い時間ねーから。かけんの私がいたぶる時間だけだから」


私は会長と一通り会話した後、まだもぞもぞしてる相手に向かって言い放つ。


なんか涙目だな、こいつ。キモいに拍車かかってるわー逆に尊敬だわ。