【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
あっという間に全員が倒れて、中には血が出ている者も。
ガチの病院送りってやつだ。私には、あんな風に人を傷付ける強さはない。勿論、相手がどんなチンカスだろうとも。
顔についた血を拭う会長があまりに美しい。その場の全員が、皆川会長を綺麗なものとして見ている。
「何人纏まったって一緒だな。クズはクズだ。生きてる価値もない。殺してしまった方が優しかったか?」
その冷たい声にゾッとする。声さえ美しい。なんて美しいんだ、この、皆川壮平という男は。
「さて、生徒会の駒共。ボッとしてねえで仕事するぞ。カス共に構ってる時間が惜しい」
いつも通り過ぎる皆川会長に、いつもなら「マジすか会長!?」とでも言ってるところなのに、何も言えないまま、その背中を追うしかなかった。
ガチの病院送りってやつだ。私には、あんな風に人を傷付ける強さはない。勿論、相手がどんなチンカスだろうとも。
顔についた血を拭う会長があまりに美しい。その場の全員が、皆川会長を綺麗なものとして見ている。
「何人纏まったって一緒だな。クズはクズだ。生きてる価値もない。殺してしまった方が優しかったか?」
その冷たい声にゾッとする。声さえ美しい。なんて美しいんだ、この、皆川壮平という男は。
「さて、生徒会の駒共。ボッとしてねえで仕事するぞ。カス共に構ってる時間が惜しい」
いつも通り過ぎる皆川会長に、いつもなら「マジすか会長!?」とでも言ってるところなのに、何も言えないまま、その背中を追うしかなかった。