【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
「お!花火始まった!」
皆でそうやってグダグダ食べているうちに、花火の揺れるような爆発音が響く。
「キレーだねぇ。花火が夜空にいっぱい咲いてる」
あおちゃんがぽつりと呟いたのを最後に、私達は黙り込む。
この生徒会メンバーでも、こんな風に黙って綺麗なモン観賞出来るんだ、なんてことが頭を過ぎる。
「おい、ひよこ。聞こえてるか?」
そんな中、皆川会長が私の耳元に寄ってきて、小声で囁く。
「お前も女だからな。言っといてやるよ。…浴衣、似合ってる。綺麗なんじゃねーの?」
花火のカラフルな彩りに眼鏡が染まってる皆川会長は、珍しく柔らかな微笑みを浮かべ、すぐに花火へと視線を戻した。
……ばーろう。このタイミングで言うなよ。ドキドキするだろうが。
皆でそうやってグダグダ食べているうちに、花火の揺れるような爆発音が響く。
「キレーだねぇ。花火が夜空にいっぱい咲いてる」
あおちゃんがぽつりと呟いたのを最後に、私達は黙り込む。
この生徒会メンバーでも、こんな風に黙って綺麗なモン観賞出来るんだ、なんてことが頭を過ぎる。
「おい、ひよこ。聞こえてるか?」
そんな中、皆川会長が私の耳元に寄ってきて、小声で囁く。
「お前も女だからな。言っといてやるよ。…浴衣、似合ってる。綺麗なんじゃねーの?」
花火のカラフルな彩りに眼鏡が染まってる皆川会長は、珍しく柔らかな微笑みを浮かべ、すぐに花火へと視線を戻した。
……ばーろう。このタイミングで言うなよ。ドキドキするだろうが。