【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
私はアッキー先輩から仕事をもぎ取ると、電卓を乱暴に叩く。
「うおー……電卓壊れそうな勢い。電卓可哀想だわ」
アッキー先輩は私が電卓を叩く音に、ビクッと肩を震わす。
あおちゃんは珍しく、先の文化祭のためのプリントをパソコンに向かって作っているみたいだ。キーボードを物凄いスピードで、手元を見ることなく打っている。
「耳障りだ。静かに叩け葵」
そんな珍しくやる気のあおちゃんに向かって、何故かそう言い放つ皆川会長。
私の方が煩くしてるのに、あからさまだな。腹立つ。なんだこの男は。
流石にイラッと来た。絶対シメる。こいつが鬼みたいに強かろうが何だろうが、一発入れなきゃ気が済まん。
「うおー……電卓壊れそうな勢い。電卓可哀想だわ」
アッキー先輩は私が電卓を叩く音に、ビクッと肩を震わす。
あおちゃんは珍しく、先の文化祭のためのプリントをパソコンに向かって作っているみたいだ。キーボードを物凄いスピードで、手元を見ることなく打っている。
「耳障りだ。静かに叩け葵」
そんな珍しくやる気のあおちゃんに向かって、何故かそう言い放つ皆川会長。
私の方が煩くしてるのに、あからさまだな。腹立つ。なんだこの男は。
流石にイラッと来た。絶対シメる。こいつが鬼みたいに強かろうが何だろうが、一発入れなきゃ気が済まん。