【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
「流石だ姉さん!」


だーっ!こんな問題解いたぐらいでぎゃーぎゃー騒ぎ出し始めやがった!現実辛い!


「うるせー黙れヤンキー共!だいたい同い年だっての!姉さんじゃねぇわ!」


私はイライラの頂点でズバッというと、ヤンキー共はしーんと黙りこくる。


ギャル共にはなんかひそひそ言われてるし、春風に至ってはキレた私を見て笑い堪えてやがる始末。


あーもー!なんなの!めんどくせぇよ色々!何なの!私もヤンキーこわーいとか可愛く震える女子高生になりたいわ!


それもこれも、あの糞眼鏡アシメ皇帝閣下のせいだ、忌ま忌ましっ!


私は自分の席に戻ると、首をぐりんと一周回してまたため息をついた。


あー……リア充したいな、糞。他校のイケメン文化祭来ねぇかな、マジで。
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