【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
今日は珍しく生徒会が休みで、家に帰るとリング中の様子が違った。
「はい!ワンツーワンツー!」
アホ親父が珍しく本気でスパーリングの相手をしているのだが……。
「なんで皆川会長がスパーやってんだよ、うちのジムで」
近くでそれを眺めてた春風に尋ねると、相変わらず春風はニコニコニコニコ。
「なんか体動かしたいって言うから連れて来ちゃったんだよね。会長、むしゃくしゃしてるみたいだし」
「……へーえ」
皆川会長が何にむしゃくしゃしてるか知らん、というか聞きたくないが、素人のくせにスゲースパーリングだな。
ミットを捕らえる音だけでその重さが伝わってくる。隣の春風も、元は戦いを観るのが好きな奴だから、その壮絶な親父と会長とのやり取りに目を輝かせているよう。
「はい!ワンツーワンツー!」
アホ親父が珍しく本気でスパーリングの相手をしているのだが……。
「なんで皆川会長がスパーやってんだよ、うちのジムで」
近くでそれを眺めてた春風に尋ねると、相変わらず春風はニコニコニコニコ。
「なんか体動かしたいって言うから連れて来ちゃったんだよね。会長、むしゃくしゃしてるみたいだし」
「……へーえ」
皆川会長が何にむしゃくしゃしてるか知らん、というか聞きたくないが、素人のくせにスゲースパーリングだな。
ミットを捕らえる音だけでその重さが伝わってくる。隣の春風も、元は戦いを観るのが好きな奴だから、その壮絶な親父と会長とのやり取りに目を輝かせているよう。