【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
「俺はあんな道具使いこなせないからなぁー。武器は生身だけだし、二人のやり合いには参加できないやぁ、当たったら痛いし」


「いや、あおちゃんの場合、怪力だからあの武器すら折りそうだけどね。そっちの方が怖くね?」


私があおちゃんに対してバッサリ突っ込むと、あおちゃんは力の入ってなさそうに、ニヘラ、と笑った。


このニヘラ、にはどんな感情がこもっているのやら。おっそろしー。


「次は私と春風か。ようやく出番だ!こちとらさっきからうずうずしてしょうがねぇよ」


そろそろ終わりのブザーが鳴りそうなデジタル時計を見ながら私は立ち上がる。


とりあえず、春風をぼっこぼこにしてやんよ。たぎった私の蹴り、一心に食らいやがれ。
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