【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
二人の組み手、というか殺し合いも終わり、両方とも死なずに戻って来る。こいつら不死身か。


「ひよこ、戦う前に、これに着替えろ」


そして戻ってきて早々、私に良く分からん紙袋を渡してきた皆川会長。


私のほぼほぼ当たる嫌な予感がざわざわと湧き上がるが、とりあえず中を覗き込むと……。


「おいテメェ、変態か会長。気絶させるぞコラ」


中にはぶりぶりひらひらのメイド服一式が。しかも、結構いい生地で出来てら。どこに金かけてんだよ。


「それくらいのハンデと、客へのサービスがねぇとな。つまんねぇだろ?」


「ふ、ふざけるなっ!テメェ等は制服じゃねえかよ!なんなんだ!」


っていうか、こんな恥ずかしい服着れるか!スカート短いし、なんだこの靴下に着いた紐は!ガーターベルトってやつか!実在したのか!
< 236 / 398 >

この作品をシェア

pagetop