【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
でも、思いとは裏腹に、私の攻撃は春風に届かない。糞、一方的なのに、春風に一発も入らないのはムカつく!


私はパンチをした右手をそのまま地面へ持って行き、地面に着いた勢いで逆立ちのまま回し蹴りを繰り出す。


春風は避けるだろう、その避けた隙を突いて一発……なんて思っていたのに、それは見事にクリーンヒット。


「テメェ今の避けれただろうが!あん?」


悶絶する春風を怒鳴ると、春風は何故か顔を真っ赤にして一言。


「だってひーちゃん、その……苺柄の紐パンって……!可愛いのかエロいのかどっちかに絞ってよ!」


「………………は?」


春風のその発言が、私のパンツがまる見えだったということを指しているのに気付くまでにだいぶかかってしまった。


まさか、ぱっ……ぱ、ぱ、ぱ、パンツがっ!?
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