【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下



私と春風の組み手が終わり、闘技はお昼休憩を挟むことになる。


案外、闘技以外でヤンキー達がやっている路面店も賑わっているみたいだ。文化祭効果ってやつ?


ヤンキーとギャル達も、他校生との出会いは大事らしいから、一生懸命やってるみたいだし。あいつらはあいつらで、青春したいには違いないってことだ。


私は何故かメイド服のままで会長と廊下を歩いていた。


「ふっ……ちったあマシな学校になってきたんじゃねぇの?」


確かに。入学当初より、ヤンキーやギャル達はまともに学生になったような気がする。


生徒会のボンボン三人は何気に仕事はちゃんとしてるからな。


私や春風は奴らがどれだけ仕事をしてるか一番に見てるし、その辺は理解してるつもりだし、仕事に関してはしっかり従って手助けしたいとも思っている。
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