【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
そういえば、アッキー先輩の別荘にゴールデンウィーク行ったな。でかかったな。トレーニングだけじゃなくて堪能したかったな。別荘……ほしいわ。パンピーには無理か。


「おい、ボヤッとしてんな。入るぞ」


「へ、へい」


考え事してるうちに、会長に頭をシバかれて再び動く。何か、下校の時から自然に会話してんな、私達。


皆川会長が玄関を開くと、中もシンプルな白い壁。金持ち特有のシャンデリア的なあれはない。期待をとことん裏切られる。


まぁ、だだっ広いけどな。廊下長いし金持ちん家だ。うちとは根本的に違うわ。


「おっじゃま、しまーす」


小さく挨拶しながら、一応人ん家だから何気に広い玄関にローファーを揃えて、ふわふわのマットに足を踏み込んだ。
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