【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
皆川ママがご飯を作る間、皆川パパと、私と、会長でお話をすることに。


学校がどうとか、生徒会がどうとか、そんな他愛もない話だけれども。


「……そうか、不良高校も、少しずつまとまりつつあるのか」


「ええ、ここにいる石葉のおかげでもあります」


あらやだ。会長が私のこと褒めてる。珍しい。明日地球が滅亡するかもしれない。


「テメェ褒められたからって鼻の下伸ばすなやボケ」


「あん!?伸ばしてないわ。見てんなやこのむっつりが」


会長の売り言葉に私も買い言葉。そんな私達に、皆川パパは大笑いをしだした。


皆川会長と同じ顔でゲラゲラ笑ってるものだから、私はその笑い声だけでなく視覚的にも驚いてしまう。
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