【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
「秋仁君と葵君の言う通りだな!壮平にここまで強気な女の子、いないな。ははっ!」


「私は顔には騙されないタイプなんです。あなたの息子は悪魔だ」


そんな私の返事に皆川パパ更に大爆笑なわけだが……。


「ハン!?てめぇ俺の爽やかに騙されて入学したくせに何言ってやがんだよ。笑い種だな」


「うぜーよエセ爽やかが。その長い方の横髪切ってハゲ散らかしてやろうか、ん?どう料理してやろうか?」


こうなると私達は止まらんわけだが、皆川パパの大爆笑も比例して止まらない現状。つまり声が飛び交うカオスな状態。


皆川会長、両親はまともなのにどこでひん曲がったんだ、ん?どこで悪魔と巡り会ったよ。悪魔で鬼で皇帝閣下に成り下がる瞬間を、タイムマシンで止めに行きたい。全力で。
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