【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
私も朝食を済ませて玄関を出ると、丁度タイミング良く向かいの家の扉から春風も出てくる。
「ひーちゃんおはよ!」
何故爽やかに笑ってられんだこいつは。これから戦いだぞチクショー。
「浮かない顔だねー。せっかくの美少女が台無しだよ?」
「当たり前だ。めんどくさい。春風気付いてないわけ?ルール改正のせいで苦しむの、私達なんだからな」
言っても頭からハテナマークの春風。春風はルール改正のおかげで誰かの後ろに居ればいいだけいう思ってるみたいだが、んなわけないだろ。
だいたい、あの皇帝閣下が春風みたいな下僕をやすやす守るわけがない。守られるどころか、くっそ危険にさらされるだろう。
だって、うん。多分私がルール改正で挑戦者なら、そうするだろうから。
「ひーちゃんおはよ!」
何故爽やかに笑ってられんだこいつは。これから戦いだぞチクショー。
「浮かない顔だねー。せっかくの美少女が台無しだよ?」
「当たり前だ。めんどくさい。春風気付いてないわけ?ルール改正のせいで苦しむの、私達なんだからな」
言っても頭からハテナマークの春風。春風はルール改正のおかげで誰かの後ろに居ればいいだけいう思ってるみたいだが、んなわけないだろ。
だいたい、あの皇帝閣下が春風みたいな下僕をやすやす守るわけがない。守られるどころか、くっそ危険にさらされるだろう。
だって、うん。多分私がルール改正で挑戦者なら、そうするだろうから。