【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
「ってか、あんたらぼっちゃまも屋台の肉まんとか食うんだ。意外」
「ひよこは失礼だなぁー。去年ねぇ、屋台で生まれて初めて買い物したのがこれなんだけど俺達ハマってるんだよぉ!」
いや、それが意外だと思ったんだが。夏はプールの売店を珍しがってたくらいだし、屋台なんかで買い物するとは思わなかったんだよ。
「夏祭りの時も思ったが、庶民はなかなか不思議だが、面白いものを食べる」
皆川会長がわりとご機嫌良さそうに、残った肉まんをにっこり見つめた。
私達にとって当たり前の食べ物でも、この人達には不思議なもんなんだよな。
「春風にもやるよ。有り難く食いな」
「え、マジすか!わーい!頂きまーす!」
春風は手渡された肉まんにぱくっと瞬時にかぶりつく。
それを見た会長はニヤリと笑みを浮かべる。……あー、やな予感。
「ひよこは失礼だなぁー。去年ねぇ、屋台で生まれて初めて買い物したのがこれなんだけど俺達ハマってるんだよぉ!」
いや、それが意外だと思ったんだが。夏はプールの売店を珍しがってたくらいだし、屋台なんかで買い物するとは思わなかったんだよ。
「夏祭りの時も思ったが、庶民はなかなか不思議だが、面白いものを食べる」
皆川会長がわりとご機嫌良さそうに、残った肉まんをにっこり見つめた。
私達にとって当たり前の食べ物でも、この人達には不思議なもんなんだよな。
「春風にもやるよ。有り難く食いな」
「え、マジすか!わーい!頂きまーす!」
春風は手渡された肉まんにぱくっと瞬時にかぶりつく。
それを見た会長はニヤリと笑みを浮かべる。……あー、やな予感。