【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
「そう言えばひーちゃん、おみくじどーだった?俺中吉ー。良いのか悪いのか分かんないや、あはは」
「私末吉。どっちがいいんだろうなー、中吉と末吉。私も分かんねー」
ぼんやりと見てると、皆川会長達も兄貴達も、なんか楽しそう。見てるだけで賑やか。
「じゃあ、御参りは何てお願いしたの?随分長くお願いしてたよね?」
「そりゃあれだよ。今の…………いや、秘密」
言いかけたお願いの内容を聞きたいとごねる春風に、チョップをお見舞いしてやる。
「言ったら願い事叶わないって言うから秘密だよ、バァカ!」
ホントは柄にもないことお願いしたから恥ずかしいし、秘密、なんだけどね。
『今の賑やかな日常が、少しでも長く続きますように』
……なんて、普通を願う私にとってはらしくない願い事、な。
「私末吉。どっちがいいんだろうなー、中吉と末吉。私も分かんねー」
ぼんやりと見てると、皆川会長達も兄貴達も、なんか楽しそう。見てるだけで賑やか。
「じゃあ、御参りは何てお願いしたの?随分長くお願いしてたよね?」
「そりゃあれだよ。今の…………いや、秘密」
言いかけたお願いの内容を聞きたいとごねる春風に、チョップをお見舞いしてやる。
「言ったら願い事叶わないって言うから秘密だよ、バァカ!」
ホントは柄にもないことお願いしたから恥ずかしいし、秘密、なんだけどね。
『今の賑やかな日常が、少しでも長く続きますように』
……なんて、普通を願う私にとってはらしくない願い事、な。