【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
「っしゃあ!皇帝、討ち取ったりぃ!」
私は仕留めるモーションで両手を上げた皆川会長の体に入り込んで、その面を見上げてやる。
普段の涼しい顔が崩れてる、と期待していたが……。
そこには、いつも以上に、ドヤ、と言わんばかりの不敵な笑みがあった。
「バーカ、誰が一人だと、言ったよ?」
皆川会長の長い股の下からスライディングで入り込み、地面を手で支え、アクロバットな蹴りを私に入れたのは。
「は、春風!……糞、やられた」
「悪いねひーちゃん。弱い人間は、最強と組むが鉄則っしょ」
春風はピースして私に言い放つ。私がアッキー先輩と組んでたように、皆川会長も春風と組んだってことだ。
「ふー、負けた負けた!俺も壮平にやられちゃったし、ひよこも春風にやられちゃったみたいだし?」
見ると、アッキー先輩も私もウェアが真っ赤になっている。
今回は負けを認めるしかない、悔しい。春風に一発入れられちまった。
私は仕留めるモーションで両手を上げた皆川会長の体に入り込んで、その面を見上げてやる。
普段の涼しい顔が崩れてる、と期待していたが……。
そこには、いつも以上に、ドヤ、と言わんばかりの不敵な笑みがあった。
「バーカ、誰が一人だと、言ったよ?」
皆川会長の長い股の下からスライディングで入り込み、地面を手で支え、アクロバットな蹴りを私に入れたのは。
「は、春風!……糞、やられた」
「悪いねひーちゃん。弱い人間は、最強と組むが鉄則っしょ」
春風はピースして私に言い放つ。私がアッキー先輩と組んでたように、皆川会長も春風と組んだってことだ。
「ふー、負けた負けた!俺も壮平にやられちゃったし、ひよこも春風にやられちゃったみたいだし?」
見ると、アッキー先輩も私もウェアが真っ赤になっている。
今回は負けを認めるしかない、悔しい。春風に一発入れられちまった。