【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
私は寝癖だけささっと戻し、ノーメイクのまま制服に着替え、学校へダッシュ。
こういう時、徒歩10分の学校を有り難く思う。走りゃ2分だろ?
入学式は確か10時から。それには間に合う。間に合えば命だけは助かる!
「だぁぁぁ!おはよっすー!」
おそらく新入生であろう奴らを何人か体でひき逃げし体育館に入ると、能面みたいな顔をした皆川会長がでーんと立っていた。
「ははは……ヤダァ、皆川壮平様直々にお出迎えなんて。わたくし下僕春風で満足ですわよ?」
「テメェ脳ミソクラッシュしてぇか?あん?」
完全にご機嫌ナナメな皇帝閣下は私の頭を拳でグリグリ。
「イデデデデ!死にたくねぇ!ってか死ぬならせめて美しい見た目で!脳ミソクラッシュは勘弁!」
私が叫ぶと、準備中の生徒会メンバーや委員会の執行部共が笑っている。笑い事じゃねえ!こっちは生死さ迷ったわ!
こういう時、徒歩10分の学校を有り難く思う。走りゃ2分だろ?
入学式は確か10時から。それには間に合う。間に合えば命だけは助かる!
「だぁぁぁ!おはよっすー!」
おそらく新入生であろう奴らを何人か体でひき逃げし体育館に入ると、能面みたいな顔をした皆川会長がでーんと立っていた。
「ははは……ヤダァ、皆川壮平様直々にお出迎えなんて。わたくし下僕春風で満足ですわよ?」
「テメェ脳ミソクラッシュしてぇか?あん?」
完全にご機嫌ナナメな皇帝閣下は私の頭を拳でグリグリ。
「イデデデデ!死にたくねぇ!ってか死ぬならせめて美しい見た目で!脳ミソクラッシュは勘弁!」
私が叫ぶと、準備中の生徒会メンバーや委員会の執行部共が笑っている。笑い事じゃねえ!こっちは生死さ迷ったわ!