【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
しかし実際そんなわけもなく、私と友達はかなりポカンと間抜けな顔で振り返る。
するとそこには、左側がかなり短髪で、右側が顎まで伸びた髪の毛というアシメの黒髪の男がいた。
緑の、フレームの太い眼鏡をかけていて、手足が長く、切れ長の目に唇の右下に黒子のある、キレイ系で色っぽいのに、どこか爽やかな印象の人だ。
制服は、目の前で伸びているネタ眉毛の不良と同じものをきちっと着こなしている。
制服から伸びる手足は長くしなやかに生えており、制服越しにも均衡の取れた筋肉がついているのが私には分かった。
「全く。このような者がいるから、うちの学校はいつまでも評判が悪いのです。困りますね」
上品な立ち振る舞いの男の子は、爽やかに、だけど威圧的に言い放った。
するとそこには、左側がかなり短髪で、右側が顎まで伸びた髪の毛というアシメの黒髪の男がいた。
緑の、フレームの太い眼鏡をかけていて、手足が長く、切れ長の目に唇の右下に黒子のある、キレイ系で色っぽいのに、どこか爽やかな印象の人だ。
制服は、目の前で伸びているネタ眉毛の不良と同じものをきちっと着こなしている。
制服から伸びる手足は長くしなやかに生えており、制服越しにも均衡の取れた筋肉がついているのが私には分かった。
「全く。このような者がいるから、うちの学校はいつまでも評判が悪いのです。困りますね」
上品な立ち振る舞いの男の子は、爽やかに、だけど威圧的に言い放った。