【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
そんな時に、タイミング良いか悪いか現れるのが人ってもん。
「ひよこぉー!さっき膝擦りむいてたみたいだけどだいじょ……んなー!」
アッキー先輩だ。そりゃ『んなー!』だろうよ。皇帝閣下が跪いて私の膝に顔寄せてるんだから。
「おう。救急箱持ってきたのか秋仁。この怪我なかなか血が止まらないぞ」
なんて呑気に皆川会長は言ってるけど、救急箱を落として顔を両手で覆うアッキー先輩に嫌な予感。
「べ……別に!見てないんだからなっ!ひよこと、その、壮平のラブシーンなんか、見てないし照れてないんだからな!」
「いや、何故ツンツンしだす!デレツンいらないから!」
これだから困るよ、アッキー先輩の不定期デレツンは。必要ない装備だから。
「ひよこぉー!さっき膝擦りむいてたみたいだけどだいじょ……んなー!」
アッキー先輩だ。そりゃ『んなー!』だろうよ。皇帝閣下が跪いて私の膝に顔寄せてるんだから。
「おう。救急箱持ってきたのか秋仁。この怪我なかなか血が止まらないぞ」
なんて呑気に皆川会長は言ってるけど、救急箱を落として顔を両手で覆うアッキー先輩に嫌な予感。
「べ……別に!見てないんだからなっ!ひよこと、その、壮平のラブシーンなんか、見てないし照れてないんだからな!」
「いや、何故ツンツンしだす!デレツンいらないから!」
これだから困るよ、アッキー先輩の不定期デレツンは。必要ない装備だから。